今回レビューするのは、DURAN DURAN(デュラン・デュラン)が2004年に発表し、久しぶりにオリジナルメンバーが勢揃いしての制作という話題性もあって、英3位・米17位とヒットした作品、『Astronaut』です。
- (Reach Up for The) Sunrise
- Want You More!
- What Happens Tomorrow
- Astronaut
- Bedroom Toys
- Nice
- Taste the Summer
- Finest Hour
- Chains
- One of Those Days
- Point of No Return
- Still Breathing
- (Reach Up for The) Sunrise [Multimedia Track]
アルバムの幕開けである#1.(Reach Up for The) Sunrise は、なかなかの爽快感。ジョンのベースが心地よいです。彼らの新しい始まりを示唆するような歌詞が印象的。
もの凄くお洒落(笑)な楽曲#2.Want You More! では、Aメロで久々にアンディーの小気味よいカッティングを聴くことができます。表題曲の#4.Astronautも陰がある感じでなかなか良いけれど、やたらと継ぎ接ぎ感があるのはアレンジのせい?R&Bテイスト溢れる#5. Bedroom Toys ~ヴォコーダーがナイスな#6.Nice~#7.Taste the Summerの流れは最高!
さてさて、久々にオリジナル5が集結したことによって概ね好評だった本作ですが、ビヨンセやアッシャーを手がけるリッチ・ハリスンと、リンキン・パークやアヴリル・ラヴィーンを手がけたドン・ギルモアによる、全体的に押しつぶされたコンプ感や一部に用いられる切り貼りによってループさせているであろう加工が、どうにもDURAN DURAN(デュラン・デュラン)には合わないんじゃないかな…と、個人的には感じてしまいました。
ま、兎にも角にも「久々にオリジナルメンバーが集結した!」ってことの方が重要なのかも。