今回レビューするのは、DURAN DURAN(デュラン・デュラン)が2000年にリリースしたオリジナル・アルバムPop Trash(ポップ・トラッシュ)です。
- Someone Else Not Me
- Lava Lamp
- Playing With Uranium
- Hallucinating Elvis
- Starting To Remember
- Pop Trash Movie
- Fragment
- Mars Meets Venus
- Lady Xanax
- The Sun Doesn’t Shine Forever
- Kiss Goodbye
- Last Day On Earth
本作はデビュー以来所属していたEMIグループを離れ、ハリウッドと契約してリリースされました。
嘗てのような煌びやかで華やかなイメージのアルバムではなく、比較的落ち着いて聴ける作品ではないかと思います。
残念ながらメンバーは三人(サイモン・ル・ボン、ニック・ローズ、ウォーレン・ククルロ)のままで、ウォーレン・ククルロの得意とする曲調が、かな~り色濃く出ちゃってます。ウォーレン大好きな僕が聴いても、これじゃDURAN DURANじゃないんじゃないか?(苦笑)と思ってしまう程。
#1のアコースティックなナンバーの出だしはちょっと意外ですが、#2や#4はウォーレン加入後に定番化したエフェクティブなナンバーは軽快でなかなか。
#3の気怠く重厚なナンバーも悪くない。その後は再びアコースティックな曲調が続き、流石に退屈しちゃいますが、DURAN DURAN史上最速&ハードなナンバー#12.Last Day on Earthには驚かされました!
…でもデュラン・デュランじゃねーぞこりゃ。
大人が聴けるDURAN DURANと云うとらえ方をすれば良いんだろうけど、ちとしっとりし過ぎていて個人的な好みからは逸れたアルバム。