1990年に発表されたDURAN DURANのオリジナル・アルバム。
このアルバムより、ウォーレン・ククルロとスターリン・キャンベルが正式メンバーとして加入。
- Violence of Summer (Love’s Taking Over)
- Liberty
- Hothead
- Serious
- All Along the Waters
- My Antarctica
- First Impression
- Read My Lips
- Can You Deal With It
- Venice Drowning
- Downtown
このアルバムは、大人のロックに変貌を遂げたDURAN DURANを聴くことができます。しかし残念ながら、世間が求めていたのはこのアルバムのようなスタンスじゃ無かったのでしょうねぇ…
ギターに関しては、ウォーレン・ククルロの加入はプラスに働いておるようで、サウンドに幅が出ています。
新加入した黒人ドラマー、スターリン・キャンベルのドラムも絶妙で良いのですが、ベースのジョン・テイラーとの折り合いがあんまり良くないんじゃないかな?という気がしてしまいます。気のせいでしょうか。
因みにこのスターリン・キャンベルは、このアルバムに参加しただけで行方不明(謎)となりました…
全体的に、ニューロマンティックというよりはアレンジを含めてロック寄りなスタンスの曲が多く、ガッカリする方も多いでしょう。
それでも心地よく聴ける#4. Seriousやトリッキーなギターとパワフルなシンセの掛け合いが楽しい#8. Read My Lipsなんて曲も収録されているし、当時は理解できなかったけど、大人になってから聴く本作は決して悪い物じゃありませんでしたよ。
まぁ当時…
「わざわざデュラン・デュランでやらんで欲しいわ!」
って突っ込みが出たんだろうなぁと予想できるアルバムであることは否定しませんけどね…
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