今回レビューするのは、Bauhausの元ヴォーカルPeter Murphyが1988年に発表した2ndアルバム『Love Hysteria』です。
- All Night Long
- His Circle and Hers Meet
- Dragnet Drag
- Socrates the Python
- Indigo Eyes
- Time Has Got Nothing to Do With It
- Blind Sublime
- My Last Two Weeks
- Funtime
- I’ve Got a Minature Secret Camera
- Funtime [Cabaret Mix]
う~ん、“至って普通だなぁ”という印象を受けたアルバム。だってしょーがないじゃん、バウハウスやってたんだから。決して出来が悪いんじゃなくて、至って普通なだけ。だって×2しょーがないじゃん、バウハウスやってたんだから。
#1は渋くて、メロディーも良い。しかし、#2~#3は普通すぎる。普通で悪いと云われてしまうのは、もはやこの人の性(さが)なので仕方ないんですがね。あとドラムの音がでかすぎ。
#4では一転して、エスノでオリエンタルなサウンド。暗闇の中から囁きかけてくるようなピーター・マーフィーの低音ボイスに暫し感動。この路線は後の作品に引き継がれる雰囲気ですね。
#5から#10までは、様々なアプローチを試みているようだけれど、矢張り普通だなぁと思ってしまうんですよ。それはそれは怖ろしい、バウハウスの呪い。
ラスト・ナンバーの#11は、イギー・ポップのカヴァー。
さて、普通にやっただけでは叩かれ、酷評される宿命を背負ったピーター・マーフィーですが、どうかご心配なく。…後々、やらかしてくれます。そのうちレビューします。