今回レビューするのは、a-haが1990年に発表した通算4枚目のアルバム『East of the Sun, West of the Moon』です。
- Crying in the Rain
- Early Morning
- I Call Your Name
- Slender Frame
- East of the Sun
- Sycamore Leaves
- Waiting for Her
- Cold River
- Way We Talk
- Rolling Thunder
- (Seemingly) Nonstop July
軽快で印象深いシンセサイザー・サウンドとビジュアル戦略で売れに売れたデビュー曲、“Take On Me(テイクオンミー)”から6年。
本作は、美しいメロディーとモートン・ハルケットの澄んだ歌声はそのままに、デジタル・サウンドを極限まで抑えたアコースティックなサウンド構築によって、ギターとピアノを主体としたとてもシンプルなサウンドに仕上がっている。
一聴した時にはなんだか地味だなぁ(1stアルバムのイメージが強かったからかもねぇ…)と思ってしまったけれど、何度か聴いているうちに虜となってしまった。グループとしての成熟を感じさせるアルバム。